私は心臓でもなんでも差し出していいというあなたのことが好きだから誰にも何も差し出さずそのままでいて私のことと今だけを見ていて

あなたと一緒の時間が一番過ぎるの早くてあなたにメールを送って返信が来るまでの時間が一番長い

母と会い、浅はかで中身もなく興味のない話を聞かされていると自分の遺伝子の半分がこの人で構成されていると思うと嫌気が差す

甘いとか切ないとかそんな美しいものではない理性がなければあなたに触れる口実なんて作らなくていいのに言葉も意味をなさなくて、セックスすら遠く、ただ気持ちや心を伝える術が言葉と、触れ合うことしかなくて、何度も繰り返すけどまだ遠い まだ

なりふり構っていられないくらい、誰からどう思われようと、背負っているものも、あなた以外の全てが意味をなさなくなる程の、どんな言葉でも形容できない程人を好きになってしまった

今そうなっているように あなたと過ごすことによって 今まで感じたことのない 知らない感情に気付き続けたい あなたへの気持ちは絶えず動き続け 形を変えながら決して落ち着いたりはしない 確信がある

行き場のない人たちとどん詰まりの空気が渦巻いている終電後のネットカフェ

あなたの言葉だけ食べて生きていきたいしあなたの感触だけ考えて生きていきたい過去だとか安定を捨てて雪が降る中あなたが私の手を握って私の手ごと自分のポケットにしまいそのまま笑って駆け出してくれたらそれだけで私の人生なんて一瞬でボロボロ

安定を求めると自分以外が変わっていくのがさみしくて悔しいから取り残される人の気持ちを考えてる場合じゃないの