秋
花火もバーベキューも海もプールもキャンプもお祭りにも行かないまま夏が終わったのに秋は特にしたいことがない
朝
翌朝もう目覚めないことに対する不安と期待
kill
私は昨日までの自分を本当に殺したいと思っているから
この頃は毎日昨日の自分を殺す気で生きているのだけど、
嫌になるほど自分は自分だな。
まあ殺し続けたその果てに自分を好きになれるかどうかは知らんけど。お酒回ってきたし寝る。
ねこ
君はもうさみしい思いはしただろうから私は君より長く生きていようと思うのだけど
君はひどい猫アレルギーのくせに猫みたいな人だから死に際に行方をくらませたりはしないだろうか
movie
どんな映画監督も描こうとは思わないくらい無様な僕らの姿はどんな映画より映画的
私を殺すのは
死にたいと思う、しばらく経って生きなきゃと思う。でもその頃にはご飯が食べられないとか、眠れないとか、体が自分を殺そうとする。
体力を奪って、思考能力を奪って、動けない状態にすることで死なせないようにしてるとすれば、生きなきゃと思った段階で戻れるようになってればいいだけのことなのに。へんなの。
忘れる
いつも私は忘れてしまう
読んだ本のあらすじ、映画を観て感じた気持ち、
パフェは食べるにつれてだんだん美味しくなくなっていくこと、
好きな人と接する中での悲しい思い、あの時になんであんなに爆笑していたのか、
全てのことに終わりがあって、人はいつか死ぬこと
今もまた食べ終わりかけ美味しくないパフェを食べながら本を読んで、合間合間に好きな人を思い浮かべる
夏は終わる
落ち着いたら、缶でいいから楽しくお酒を飲もう
今買えずにいる本を買って、休みの日に家に引きこもって読もう
電子レンジや掃除機、未だ買えずにいる家電を買うための貯金を始めよう
君が面白いと言っていたドラマのDVDを借りてきて観よう
落ち着いたその頃にはきっと夏は終わっていて、今年はきっと花火はできない
その頃季節がなにになっているかわからないけど
次の夏に花火ができるように行動しよう